厨二病が催眠術を使えたら
作品紹介
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「我が名はハイライト!悪神、アカマ・ナフラ様の忠臣にして最も信任厚き幹部(になる予定)の大黒魔術師である!」突然のハイテンションな叫び声とともに、嵐の様な男“佐藤高光”が転校してきた。「ここに清らかな巫女がいるはずだ」変なことを言い出した転校生――高光。みんながドン引きしながら、苦笑しあう。「清らかな巫女と言ったら、心が清らかで美しい処女の乙女と決まっているだろうが」すぐに頭に浮かんだ顔は、立花さんの顔だった。思わず立花さんの方を見てしまう。クラスのみんなも、俺と同じ方を見ていた。「え?やだ、みんな、どうして私のこと見るのよ」立花さんのことをジッと見つめる高光。その目は意外なほど真剣なものだった。「いいだろう。この者なら合格だ。我が魔眼を見よ!さあ、目を逸らさず我が目を見るのだ。そして我が支配下に入れ!」「えっ、なに!?身体が……」「身体が……動かない……」驚愕した表情を浮かべている立花さん。みんなに見られているのに、微動だにしない。まさか本当に?こいつが何かしたのか?