虹翼のソレイユ-vii’s World-
作品紹介
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その世界の日本・東京には、どんな建造物よりも巨大な剣が、大地に突き立っていた。触れられもせず、あらゆる方向からの観測によってもなんら計測されず、しかし目にだけは見えるその巨剣。そして巨剣の出現を契機に異界から現れる異形の者達……その東京で暮らす主人公・硲 桃矢(はざま とうや)は、コンビニ勤めのフリーター。やや粗暴で喧嘩っ早く、まだ幼さの残る店長・逢坂九々理(おうさか くくり)にはいつも怒られてばかり。しかし彼は、化け物のものに変じる自分の右腕と、彼のお目付役を自認する相棒の妖狐・右近と共にこの世界に現れる異形の者達を狩るモノ。その桃矢の下に、小さな姿の神を名乗る者が現れる。彼女の名はウルズ。北欧神話世界の運命を決める三姉妹の女神・ノルン。しかし今はウルズと他の姉妹は、新たなる運命の女神を決めるため相争っていた。北欧神話世界の最終戦争・ラグナロク。その終結後に新世界の運命を定める女神。その候補となった各世界の戦乙女達。そして、その戦いを利用し北欧神話世界と言う大きな力を手にしようとする者達。戦いに巻き込まれた桃矢はウルズと共に北欧神話世界に逃れ、一人の少女出会う。少女の名はリナソエル。定められるはずの運命を失い、自らを鎖で繋ぎ時からさえも引きこもってしまった戦乙女。運命は定められるものではなく、自らが決めるものなの……桃矢の言葉に応え、リナは自分を繋ぐ鎖を断ち切り、彼と運命を共にすることを選ぶ。彼の戦乙女として……そして、物語が始まる。7つの世界と7つの翼……戦乙女達の物語が!